暑かったり、寒かったり、運動会だったり、台風だったり、何だか落ち着かない今日この頃。
皆さま、いかがお過ごしですか?
10月4日に行われた 日常語の語り勉強会 の報告をさせて頂きます。
<語り>
「つる女房」 『日本の昔話4』
「海のはて」 『日本の昔話4』
<テキスト>
「こぶ取りじいさん」 『日本の昔話3』
「ちょうふく山のやまんば」 『日本の昔話3』
「化けものをひと口」 『日本の昔話1』
「どっこいしょ」 『日本の昔話5』
※『日本の昔話1~5』は 福音館書店/小澤俊夫再話 です。
今回も一つひとつじっくり時間をかけて取り上げて頂きました。
特に「擬態語」「オノマトペ」の扱いについて、ヤンさんよりいろいろとおはなしがあり、みんなで考えました。
①もともとその土地で使われていたであろうものは、それを大切に残す。
その場所・地方での独特の言い回しやリズム・音のおもしろさがあるから、長い間語り継がれてきたと思われるので、尊重し後世に伝えたい。
②語感は人それぞれ違っていてとても個人的なものなので、勝手に変えてしまうことで、語られていた当時のおはなしの雰囲気、様子やニュアンスをガラリと変えてしまうおそれがある。(私たちは、文字になった時のテキストでしか分からないから)
③そういった言葉や言い回しをそのまま使うことにより、自分のものにできたなら、自分の語彙を増やすことにもなる。
これらのことから、擬態語・オノマトペはできるだけ、そのまま使った方が、無難ではないか。
しかしながら、熟練の語り手が上手に変えて語り、それがおはなしにピタリとはまった場合、とても面白い!!ということもある……
私たちの勉強会ではこのテーマについて、これからもみんなで考え、勉強していきたいと思います。
出席された皆さま、フォローをお願い致します~(+_+;)
ヤンさん、こんな感じでいいでしょうか~?……
いつものように長文になるかと思いきや、意外と短くて不安になっている かぶ
かぶさん、レポートありがとうございます。
同じ「こちん」でも聴く人によっては受け取り方が違うんだろうな、と思いました。
あと、語り方でも「こちん」は小突く程度にも強くにもできそうですよね。
かぶさん、まとめをありがとうございます。
擬態語のあつかいについて、こんな感じだったと思います。
なかなかむつかしいよね。
伝承者やその土地言葉への敬意から、そうやすやすとは変えられない。
そして、自分が持ってなかった言葉を使うことで、見えてくるものがある。
でも、日常語になおして語るときにそのままの擬態語では違和感があることも、たしかにありますよね。
わたしは、どうしてるかというとね、まず、変えない。そのままで語る。
で、語りつづける。
いつのまにかその擬態語が自分のものになっている。
または、いつの間にか慣れ親しんだ自分の擬態語に変わっている(笑)
う~ん。
テーブルかこんでやってるだけでは、じつは、答えは出ないんやなあ。
語りつづける時間が必要やね。
ヤン